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●TOPICS / アクアッシュな一日 ●COLUMN / 「みず筆」目には見えない穴に秘密あり |
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みなさん、ぺんてるの「アクアッシュ」をご存知ですか? 色鉛筆としてだけでなく、描いた絵をみず筆でぼかせば透明感のある水彩調の絵になり、色軸そのものをみず筆(水が入る筆ペン)で溶かせば絵具感覚で描くことができる画期的な全芯色鉛筆。ほかにもアイデア次第で使い方もいろいろ。いったいどんな楽しみ方があるのでしょう。そこで、「アクアッシュ」愛用者である二組のファミリーの休日をパパがレポートしてくれました。
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秋晴れの日曜日、息子の和也(12歳)と正也(9歳)にせがまれて、郊外の渓谷に釣りに行くことになった。息子達にとって初めての釣りである。釣り糸をたらすこと30分。最初は夢中になってルアーを投げていた正也も、なかなか魚が釣れず早くも「帰ろ〜」コール。しかし、私もお兄ちゃんもまだまだやる気満々。正也の相手もしてやりたいが、お兄ちゃんとどちらが大物を釣り上げるか、男と男の勝負がかかっているのだ。父親の沽券にかけて負けられない。一方、ママは趣味の絵手紙のための木の実をスケッチしに林の中。 誰にも相手にされず「帰ろう!つまんない!」と、騒いでいた正也が、しばらくするとママのバッグから絵手紙に使う「アクアッシュ」を持ち出し、ママの葉書に絵を描いている。「あっ、ママの葉書を使うと叱られるぞ!」。我が家で一番怖いのはママである。諦めた正也は葉書を戻し、辺りを見回したかと思うと、今度は川原にあった石に「アクアッシュ」で絵を描き始めた。大人は絵は紙に描くものだという固定観念を持ってしまうが、石に描くなんて、子どもの想像力や斬新な発想には脱帽だ。さらに、石の形から想像力を膨らませ、馬、牛、鳥の顔を描き、さらに「アクアッシュ」を水で溶き、絵具のように石に色を塗る。すっかり夢中になって、正也の横には色とりどりの石が山積みだ。 「釣れた!」お兄ちゃんの竿に当たりがきた! その声に、ママも正也も駆け寄り家族みんなで竿を引く。約10cmの鱒をゲット! 家族全員で引くほどの大物ではなかったが、息子達の目はキラキラと嬉しそう。そこで、正也が「この絵具で魚拓を作ろう!」と、ナイスな提案。どうやら釣りのアニメで魚拓の存在を知っていたらしい。魚の脂を川でよく洗い、魚に「アクアッシュ」で色を塗る。ママのスケッチ用の紙を魚にあて、お兄ちゃんの記念すべき人生最初の獲物を残すことができた。もちろんママの絵手紙もお兄ちゃんの釣り上げた鱒に決まりだ。 帰りの渋滞、車の中でお兄ちゃんと正也は、ママのスケッチブックに今日の出来事を絵に描いている。リビングの一番目立つところに魚拓と一緒に飾っておこう。えっ、わたしの釣果?今日は息子に完敗でした。悔しくもあり、嬉しくもあり…。 |
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金曜の夜、午前様で帰ったわたしを待ち構えていたママが「あなたばかりお楽しみでいいわね。たまには私も子どもから解放されて映画にでも行きたいわ!」と、直訴してきました。 翌日、ママにお砂場セットとお弁当をほぼ無理矢理に手渡され、娘(4歳)と息子(10歳)を公園へ連れていくことになりました。公園に着くと、早速二人は、「パパ、ボールで遊ぼうよ」と、せがんでくるものの、二日酔いの体にボール遊びは辛過ぎる…。ふと、ママから渡されたバッグを見ると、紙と色鉛筆が入っていたので「よし、理科の勉強だ。あの池に集まっている鳥をスケッチしよう」と、半ば強引に絵を描くことにしました。 子ども達は、木の下に陣取りスケッチに熱中。よし、よし、作戦成功! 鳥の絵を描き終わると、スケッチがよほど楽しかったのか「今度は葉っぱを描こうよ」と、息子は、顔ほどもある大きな葉っぱ、娘は手の平のようなかわいい葉を拾ってきました。「よく観察して同じように描いてごらん」と、わたしが紙を広げると、息子は「よく見て描くなんて面倒だよ。こうしたら簡単」と、葉の上に紙を置き、その上から色鉛筆でこすって葉脈の凹凸を浮き彫りにしました。すごい! 横着と言ってしまえばそれまでですが、我が息子ながらこのアイデアにはあっぱれです。これなら世の中渡っていけると、親として妙な安心をしてしまいました。 負けず嫌いの娘も「だったら私も!」と、お砂場セットからおままごと用のざると歯ブラシを出してきて、紙の上に葉を置き、水をつけた歯ブラシに色鉛筆の芯をこすりつけ、ざるの上からシュシュ。そうするとスプレーのように絵具が飛んで、葉のシルエットが出てくるのです。ただの色鉛筆かと思ったら、絵具にもなるすぐれもの。これが「アクアッシュ」との始めての出会いでした。 きっと、こんなやり方は、ママとの遊びの中でアイデアを出したり、覚えたりしたんでしょうね。子育てをママに任せっきりのわたしは、子ども達のこんな成長を知りませんでした。そして、こんなにも想像力豊かな子どもに育ててくれたママに感謝です。たまには奥さん孝行をしないといけないなと、痛感した一日でした。 |
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水に溶ける色鉛筆「アクアッシュ」に欠かせないのが水を内蔵しているみず筆。見た目は、従来の筆ペンのインクの代わりに水を入れただけかと思われますが、そう簡単にはいかなかったようです。「試作品を作ってみると、使っているうちに貯水部分が体温で温められ、内圧が上がって水がボタボタ垂れてきてしまうトラブルが。そこからが大変でした」(画材生産技術室 岡井禎浩氏)試行錯誤の末、水が穂先に流れる1mmの管の中に、さらに10ミクロンほどの無数の穴が開いているスポンジ状の管を通して一定量の水が出てくるように改良。その10ミクロンの穴の数を決めるため、日本人の平均体温を持つモニター50人を集め、ベストな穴の数を割り出しました。見えない部分に開発者の情熱が注がれていたのです。
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