ルーキーズ
〜入社1年目の1年間を追う〜

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若手社員M.M

Profile

  • 若手社員M.M
  • 研究開発本部 開発部
    第一開発グループ(機構)
  • 2022年入社
  • 地域創生科学研究科
    工農総合科学専攻
    物質環境化学プログラム 修了
入社理由は?
大学院で粒子の分散溶液を研究していた頃から、色のついた溶液に興味があったため、「色に関する職業」を軸に就職活動を始めました。そこから文具業界に辿り着き、なかでも「表現」を重んじるぺんてるの社風に共感し、1DAYオンライン仕事体験に参加しました。仕事体験は会社説明を聞くだけでなく、先輩社員の方とお話しする時間もあり、そこで自分の不安や、色に関する仕事をしたいという希望などを伝えると、親身に受け答えしてくれたのを覚えています。仕事体験でも、その後の面接でも、出会う先輩社員の方は優しい人ばかりで、「この会社で働きたい!」と思い、ぺんてるへの入社を決めました。
現在の仕事は?
企画や技術研究所から「こんな製品をつくりたい」という要望を受けて、製品設計や工場で生産するための手配を行う部署に所属しています。まだ形になっていないイメージ上の製品を、実際にお客様の手に渡る「モノ」にするために、部品はどこでつくると利益率向上が図れるか、高品質のモノをつくるにはどうしたら良いかを考えています。現在は、既存の製品シリーズに新色を追加するテーマを担当しており、既存部品との識別性やシリーズでの統一感を意識して仕事に取り組んでいます。

April

4

入社・2カ月間にわたる
研修の日々

全体研修・座禅研修・製造実習・営業実習

  • 入社式後、2カ月間にわたる研修期間へ。全体研修で、会社の規定や部署、製品について学ぶ。
  • 鎌倉の円覚寺にて、ぺんてるが伝統的に行なっている座禅研修を受ける。
  • 一つの課題に対して、グループで話し合い、最終的に発表する、グループワークを数回にわたって行う。
  • 茨城工場、吉川工場で製造実習を経験。現場での注意点や、製品の製造プロセスについて学ぶ。
  • 営業実習として先輩社員と同行し、販売店への新製品やキャンペーンの紹介を行う。

研修期間は慣れないことばかりの連続で毎日が新鮮でした。また、この間、実家から研修に通えない、私のような地方出身の同期たちと同じアパートで生活していたので、一緒にごはん会をしたり、出かけたりと楽しかったです。製品を覚え学ぶためにたくさんの製品をもらったこともありました。嬉しかったけれど、部屋が製品だらけになったことを覚えています。4月の研修では、自分だけのエナージェルインキの調色など、貴重な体験ができました。このインキはリフィルに詰めていただいたので今も大切に使っています。
5月の営業実習では、販売店に新製品を紹介した際、「こんな製品、ほしかったんだよね!」と言っていただけて嬉しくなるとともに、ぺんてるの工場で製造した製品は、こうやって営業担当の手に渡り、営業担当が販売店に紹介して、ようやくエンドユーザーにその魅力が伝わるのだと実感しました。

June

6

初めてテーマを任され、
開発業務をスタート

配属・配属部署での研修・開発業務・
現場研修

  • 研修終了後、研究開発本部 開発部 第一開発グループ(機構)への配属が決まる。
  • 配属部署での研修にて、20数名の先輩社員それぞれの担当業務を、一人1日ずつ教わる。
  • 7月から早くも簡単なテーマ(仕様追加)を任せてもらうことになり、先輩のサポートを得ながら開発に取り組み始める。
  • 9月に仕様追加のテーマが完了、社長に報告する。
  • 現場研修の一環として検査課での仕事を体験する。

化学系の自分が機構という機械系の部署に配属されることになり、不安でした。しかし、先輩社員は皆さんいい方ばかりで、優しく丁寧に教えてくださいました。機構には化学系の先輩社員もいたため、徐々に「自分でもやっていけそう」と思えるようになりました。
7月から任せてもらった開発業務では、仕様を決める際、既存品と同じ条件ではうまくいかずに苦戦しました。しかし、最適な条件を見つけた時は、専攻が違っていても大学で学んできたことは活かせるのかもしれないと感じました。そしてテーマ完了後、とても緊張しながら社長に報告したところ、「いい製品だね」と言っていただき、自信を持てました。

October

10

エナージェル色追加の
テーマを担当

開発業務・「文具女子博」参加

  • エナージェル色追加のテーマを担当することになり、製品について学ぶことからスタート。
  • デザイン担当者と一緒に、調色屋さんに行き、試行錯誤しながら新規部品の色の調整を行う。
  • 日本最大級の文具の祭典、「文具女子博」に販売員として参加し、限定エナージェルを販売。

エナージェル色追加のテーマを任されることになった時は、使いやすくて好きな製品だったため、その開発に関われることが嬉しかったです。一方で、仕様が多くて整理が大変だったこともあり、その分成長できたと思います。既存部品と似ている色の新規部品があったため、どのようにして色を離して、製造現場での組み間違い発生を避けるか考える必要がありました。またその一方、デザイン担当者が思い描く製品のイメージも崩してはいけないので、識別性との両立に頭を抱えました。
11月に参加した「文具女子博」では、限定エナージェルを販売したところ、すぐに売れ切れてしまい、「こんなに喜んでくれる人がたくさんいるんだ。頑張ろう!」と改めて思いました。

January

1

先輩のサポートに入り、
開発の糧を得る

CADでの図面作成・治具設計業務

  • エナージェル色追加のテーマを進める一方で、先輩の手伝いを任されることが多くなる。
  • 2月に部署内で豆まきを行い、工場全体で行事を重んじる姿勢を知る。

先輩方のお手伝いを任されることで、自分の担当テーマとは異なる、大きなテーマに必要なスキルや知識などを学ぶことができました。お手伝いでCADの図面を作成した際は、やっと慣れてきたソフトとは別のソフトの操作方法に苦戦しました。また、品質試験のために治具を設計した際は、強度や成形のしやすさ、試験に適当かなど、考える点が多く、改めて設計の難しさを感じました。こうした一つ一つの仕事が自分の力になっていくように感じるとともに、自分のテーマに活かせることもありました。同時に、入社するまで触ったこともなかったCADの操作を楽しんでいる自分にも気づきました。

March

3

エナージェル色追加の
開発が佳境に

調色立ち合い

  • エナージェル色追加のテーマに関して、調色立ち合いのため、遠方に出張する。
  • 協力工場様から部品のつくり方について学ぶ。

入社後初めて、先輩の引率なしで泊まりの出張に行くことになり緊張しましたが、ご当地の美味しいものを食べてリラックスできました。また、協力工場様から、部品のつくり方を詳しく教えていただき、非常に実りのある出張となりました。

2年目に向けて

配属当初は化学系の仕事がしたいと思うこともありましたが、3月の時点では今の部署でもっと成長したいと思う自分がいました。1年間を通して楽しいことや難しいことを経験し、機構の仕事に興味を持つようになっていました。目標にしたい先輩社員もたくさんでき、早く先輩方のような仕事ができるようになりたいと思います。

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若手社員K.N

Profile

  • 若手社員K.N
  • 量販営業部 量販営業三課
  • 2022年入社
  • 経営学部 経営学科卒
入社理由は?
自分の身近にあり、慣れ親しんだ「モノ」を扱いたいという想いから、メーカーを中心に就職活動を開始。食品、家電、資材、日用品など幅広い業界のメーカーを見てまわり、そのなかには、日常生活や受験期など人生の分岐点でいつも自分と共にあった文房具もありました。ぺんてるを選んだのは、筆記具や画材などさまざまな商材を扱えることに魅力を感じたから。そして面接がとても楽しく、雰囲気も自分に合いそうな感じがしたのが決め手になりました。履歴書を書くためにたまたま買ったのが、ぺんてるのボールペンだったことにも運命を感じました(笑)。
現在の仕事は?
量販営業部の営業担当のミッションは、ベンダー(卸)や、チェーン店などの本部に対して新製品や企画品などの提案を行い、採用を目指すこと。自分の提案が採用されると、全国にあるチェーン店に導入されるため、扱う金額も大きく、手応えも大きいです。現在は、ホームセンターを担当しており、データ分析を取り入れた商談資料の作成やテーマ性を持たせた売り場の提案、企画の考案などを通して、担当先のお客様により納得し採用していただるよう営業活動に挑んでいます。また時には、担当先の要請により店舗の改装応援にも行き、他メーカーとの交流も深めています。

April

4

入社・2カ月間にわたる
研修の日々

全体研修・座禅研修・製造実習・営業実習

  • 入社式を終えると、2カ月間にわたる研修期間へ。全体研修では、自社製品の知識、会社や部署などについてレクチャーを受ける。
  • 鎌倉の円覚寺にて、ぺんてるが伝統的に行なっている座禅研修を受ける。
  • 一つの課題に対して、グループで話し合い、最終的に発表する、グループワークを数回にわたって行う。
  • 茨城工場にて、出来上がったペンを箱詰めするなど、製造工程の一部を経験する。
  • いろんな先輩社員と同行販売し、その後、お客様との商談を経験。

研修スタート当初、つらかったのは、毎朝同じ時間に起きること。「社会人としての自覚を持って行動しなくてはいけない」と思っていたものの、何時に起きてもOKだった学生時代の感覚が抜けきらず……。そんななか、精神修養の一環として座禅という貴重な経験をしたり、グループワークのリサーチで街に出て、改めて仕事の視点からお店を観察して新たな発見をしたりと、自分として新たな取り組みに挑むうちに、社会人としての自覚や生活リズムが出来上がってきたように思います。
また、製造実習で得られたのは、ぺんてる商品が出来上がっていくプロセスを体感したことで、商品への愛着を感じ、「これを売っていくのだ」という想いが生まれたこと。営業実習では、配属前に実際の営業の雰囲気を味わうことができ、配属後の予習ができました。

June

6

初めて担当を持ち、
営業活動をスタート

配属・配属部署での研修・営業活動

  • 研修終了後、量販営業部 量販営業三課への配属が決まる。
  • 配属部署での研修にて、部署の営業活動の概要などを、上司や先輩に教えてもらう。
  • 7月に入ると、書店や専門店などいくつかのチェーン店を担当することになり、いよいよ本格的な営業活動がスタート。
  • 商談資料の作成や提出書類などの書類業務など、慣れない業務に苦戦する。

量販営業部は、取引金額が大きい部署と聞いていたので、自分にできるか不安でしたが、配属部署の上司・先輩が優しい方ばかりで安心しました。しかし、7月には複数の担当を持つことになり、「初めからこれほどの裁量権のある仕事を任せてくれるなんて」とびっくり!
担当のお客様との名刺交換や商談など、本格的に仕事が始まったと実感し、毎日が刺激的でした。戸惑ったのは、外回りは比較的少なく、書類業務が多いこと。それらを覚えるまでは大変でした。7月中は主にベンダー(卸)の担当の方との商談を行い、ぺんてるのシェアアップに向けて、チェーン店の本部に対してどんな提案をぶつけるか、一緒に考える日々でした。

August

8

自ら提案した企画が
採用され、導入へ

初の担当チェーン本部商談

  • 担当チェーンの本部に向けた初の商談にて、一つの棚を丸々、ぺんてる商品で構成する「ゴンドラ企画」をご提案する。
  • 企画内容に魅力を感じていただき、「やってみよう!」との快諾をいただく。
  • その後、お客様と何度も打ち合わせを行い、上司や先輩社員にアドバイスをいただきながら、提案と修正を繰り返し、企画を具体化していく。
  • 同時に担当ストア限定のオリジナル商品の導入も提案し、採用されたため、その製造の手配も行う。

8月に担当チェーン本部に提案を持っていく前に、ベンダー(卸)担当者と一緒に、どのような提案をしたら効果的か、商談を円滑に進められるかを考えに考えました。売り場を提案するにあたっては、ぺんてるとお客様(お店)、そして最終的にはエンドユーザーに対してメリットがある施策であることが重要。その答えを見つけるのに苦戦しました。私が出した答えは、学生をターゲットとするチェーン店であることから、学生の勉強サポートツールをテーマに、売れ筋商品や勉強に役立つ商品を集めること。また、学生のお客様が手に取った後、自身が使っているイメージができるようなPOPやパネルなどの販促物をつけることでした。そこまで練り上げた「ゴンドラ企画」をご提案すると良い反応を得ることができ、うれしさが込み上げました。そして9月にチェーン本部のお客様から、「導入が決まりました」と告げられ時、自身、大きな挑戦だったこともありホッとしました。

November

11

同期と久しぶりの再会

1年目研修

  • 久しぶりに同期が集まり、研修を受ける。2年目に向けての目標設定や、仕事への取り組み方などの再確認を行う。
  • 量販営業部でデータ分析勉強会を行う。お客様のPOS実績をもとに、さらにわかりやすくデータ化し、いかにして相手に伝えるかを学ぶ。

同期たちも自分と同じように、配属部署でいろんな刺激的な経験をしてきて、中身は変わったのだと思いますが、久しぶりに再会してみると、いい意味で雰囲気は変わらず、入社当初と同じようにやり取りできてうれしかったのを覚えています。お互いの近況を語り合って大いに盛り上がりました。実は自分にも成長実感はあまりなくて(苦笑)。入社後8カ月間、想像していたよりも時間の流れが早かったです。それだけ充実した日々を送っていたのだと思います。仕事にとても役立ったのは、データ分析勉強会。これを機に、商談資料を作成する際、データ分析を盛り込んだ資料を作成するよう心がけています。

January

1

新年の挨拶回り

  • 新年が明け、担当のお客様に対して挨拶回りを行う。
  • ぺんてる新製品の販促会議に参加し、売る側としてのアイデア・意見を述べる。

だんだんと仕事に慣れ始め、自分自身の力でできる仕事が多くなってきました。また、お客様との定期商談も毎月実施できるように。さらに、新製品販促会議に参加し、マーケティング部門の方々と販促について施策案を出し合うなかで、商品に対する考え方や効果的な販促方法などに触れ、とても勉強になりました。一方で、商品の特徴やターゲットを明確にし、的確な施策を打つ難しさも実感。日々の営業活動の現場でも常に、どんな販促があったら売りやすいか、どうしたら少しでもお客様の目に留まるかを考え、製品戦略部門にフィードバックしていくことで、ぺんてる商品の拡販の一翼を担えればと思います。

2年目に向けて

4月から入ってくる後輩たちに良い影響を与えられる先輩になりたいと思っています。また、1年目ではできなかった新しい施策にチャレンジするのも一つの目標。目指しているのは、目的がなくても、お客様がつい手に取ってしまうような新しい売り場や企画です。1年目にチェーン店の本部に提案して採用された「ゴンドラ企画」は前任の先輩社員が発案し、途中まで練っていたもの。次はこれまでの経験や、研修で学んだことを活かして、ゼロベースから自身で考えた企画や施策に取り組んでいこうと考えています。

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