(昭和21年)

- 大日本文具株式会社設立
- 草加工場設立

- 「にぎり墨」発売
(昭和22年)
- パラフィンと顔料の国産クレヨン「メイロークレヨン」発売
(昭和24年)
- チューブ入りの国産透明水彩えのぐ「ドラゴンえのぐ(透明水彩)」発売
(昭和25年)
- 美育文化協会設立
(昭和26年)

- オイルパス「ぺんてる」発売
(昭和27年)

- 「ぺんてるえのぐ(不透明水彩)」発売
(昭和28年)
- 海外市場への進出(輸出開始)
(昭和30年)

- 「ぺんてるくれよん」発売
(昭和35年)

- 芯を削る必要がない細芯内蔵のノック式シャープペンシル「ぺんてる鉛筆(0.9mm)」発売

- 「ぺんてるシャープ(0.5/0.7mm)」発売

- 粘土に替わり世界初の合成樹脂を使用したシャープペンシル芯「ハイポリマー芯(0.5/0.7/0.9mm)」発売
(昭和37年)
- 透明にも不透明にも描ける「ぺんてるえのぐF」発売
(昭和38年)
- シカゴ文具国際見本市出展
- 吉川工場設立

- 筆のように書けて裏写りしない水性サインペンの元祖「ぺんてるサインペン」発売
(昭和39年)
- 茨城工場設立
(昭和40年)

- ぺんてるオブアメリカ設立
- 「PG(グラフペンシル)」発売
(昭和42年)
- 水性インキ+樹脂製ボールチップの独特の書き味のボールペン「ローリングライター」発売
(昭和43年)
- 世界初0.3mm芯を使用した製図用シャープペンシル「メカニカ(0.3mm)」発売
(昭和45年)

- 日本万国博覧会(大阪万博)出展
- 第一回世界児童画展開催
(昭和46年)

- 社名を「ぺんてる株式会社」とする

- キャップを軸の後端にセットしてノックができる万年筆型シャープペンシル「ケリー」発売
(昭和47年)

- 樹脂チップと水性インキでなめらかな書き味のボールペン「ボールPentel」発売
(昭和48年)
- オレンズのルーツとなる0.2mmシャープペンシル「PS1042(0.2mm)」発売
(昭和50年)
- 静電容量技術を利用した誰でも簡単にペンタッチで入力できる業務用コンピュータ「ペンピュータ」開発
(昭和51年)

- ナイロン毛を使った毛筆タイプの筆ペン「ぺんてる筆」発売
(昭和53年)
- ぺんてる筆の技術を使って海外向けホビー用に開発された筆ペン「カラーブラッシュ」発売
(昭和54年)

- 先進国首脳会議(東京サミット)で、ローリングライターが公式筆記具として採用される

- 万年筆のペン先をプラスチックで実現させた「プラマン」発売
(昭和58年)

- ハケ式に替わり世界で初めて開発されたペンタッチ式「ぺんてる修正液」発売
(昭和61年)

- 製図用スタンダードシャープペンシル「グラフ1000」発売
(昭和62年)

- 凝ったデザインと10万回ノックに耐えるタフネス、安定した書き味のシャープペンシル「スマッシュ」発売
- 8本の色芯やボールペンが収納できる筆記具「マルチ8」発売
(平成元年)

- 水性・油性両方の特長を兼ね備えたゲルインキボールペン「ハイブリッド」発売
(平成7年)

- 文具業界初、ISO9001認証取得(茨城・吉川工場)
(平成8年)

- パステルカラーのゲルインキボールペン「ハイブリッドミルキー」発売
(平成10年)
- ISO14001取得(吉川工場)
(平成11年)
- ISO14001取得(茨城工場)
(平成13年)

- なめらかな書き味、濃い筆跡、速乾性に優れた新世代ゲルインキボールペン「エナージェル」発売
(平成15年)
- 「日本伝統工芸向け細密筆」発売
(平成16年)
- 超音波赤外線方式のデジタルペン「エアペン」発売
(平成18年)

- 創立60周年記念行事で社員一同で描いた「世界で一番長い絵」ギネス認定
(平成24年)

- カラフルなインキのカラーブラッシュをリニューアルした筆ペン「アートブラッシュ」発売
(平成25年)

- アプリと文具を合わせた新しいカテゴリのスマート文具「アンキスナップ」発売
(平成26年)

- 校舎の思い出プロジェクト開始

- GINZA RAKUGAKI Café&Bar 開催
- 芯を出さずに書く芯径0.2の超極細シャープペンシル「オレンズ」発売
- 子どもたちがみんなで一つの絵を描いたり、ものを作り上げるためのえのぐ「共同制作えのぐ」発売
(平成27年)

- 筆などの道具を一切使わず、指や手に付けて描いていくえのぐ「ゆびえのぐ」発売
(平成28年)
- 創立70周年
(平成29年)

- カネボウ化粧品と共同開発した「ケイト スーパーシャープライナーEX」発売

- オレンズシステム+自動芯出し機構搭載のフラッグシップシャープペンシル「オレンズネロ」発売
- オイルパステルとしての使い方と、みず筆による水彩表現が可能な大人のための画材「Vistage(ヴィスタージュ)大人の水彩パステル」発売
(平成30年)

- フリーアドレスのオフィスが似合う透明ボディのエナージェル「エナージェル インフリー」発売

- 水でとろける水彩色鉛筆「Vistage(ヴィスタージュ)水彩スティック」発売
- ワークショップなどの場でアイデアが出やすいようにデザインされたスマート文具「くみかえノート」発売
(令和2年)

- 見る角度によって色が変わるラメインキ搭載の筆ペン「デュアルメタリックブラッシュ」発売
(令和3年)

- 自分も周りも“穏やかに心地よく”をコンセプトに掲げた静音設計の油性ボールペン「カルム」発売
(令和4年)

- 平成に大ブームを起こした「ハイブリッドミルキー」のインキを搭載したパステルカラーの筆ペン「ミルキーブラッシュ」発売


(昭和26年)
オイルパステル「ぺんてる」の誕生
古くから多くの画家たちに愛用されてきた固形描画材「パステル」。顔料純度が高いため非常に美しく、しかも変色しないため、素描に近い速さで描くことができます。しかし、顔料の定着力が弱く、定着材で保護をしなくてはなりません。そこで弊社は、パステルの長所を生かし、欠点をカバーした製品の研究開発を始め、多くの協力のもと、定着性を高めたオイルパステルの開発に成功しました。
その名は「ぺんてる」。ペインティング(塗る)の「ペン」と、パステルの「テル」を合わせたネーミングで、宮田重雄画伯により命名頂きました。1951年に発売された「ぺんてる」は、品質の良さから大きな反響を呼びました。
このように、当初「ぺんてる」は商品名でしたが、徐々に会社も「ぺんてるさん」と呼ばれるようになり、1971年、現在の「ぺんてる株式会社」へと社名を変更することになりました。


(昭和38年)
宇宙に旅立った「サインペン」
現在、一般名詞として用いられている「サインペン」。実は、これは「ぺんてるサインペン」という商品名に由来しています。
「サインペン」は、世界初の中綿式水性ペンとして、1963年に誕生しました。これまでにない新しいペンであったために、当初、国内での販売には苦戦していたといいます。そこで、1963年に出展したシカゴ文具国際見本市で、来場者にサンプルとして配布。そのうちの1本が、大統領報道官を経て、第36代アメリカ合衆国大統領リンドン・ジョンソンの手に渡ります。大統領はサインペンを気に入り、なんと、一度に24ダース(288本)を発注しました。
この話はメディアに大々的に取り上げられ、「サインペン」は大統領のペンとして、一躍、全米の人気商品となりました。 その躍進は、宇宙にまで広がります。1965年、NASAの有人宇宙飛行計画「ジェミニ計画」において、ジェミニ6号と7号がランデブーに成功。その際、船内には、宇宙飛行士が持ち込んだ「サインペン」の姿がありました。毛細管現象を利用したサインペンは、無重力空間でもインキ漏れせず、安定した書き味を確保できるのです。 現在、全世界で販売され大ベストセラー商品となっている「サインペン」。その姿は、大統領が手にし、宇宙を旅した時とほぼ変わることなく、私たちのデスクに並んでいます。

(昭和45年)
世界児童画展
ぺんてるは、1970年より、公益財団法人 美育文化協会主催の「世界児童画展」に協賛をしています。同展は、日本万国博覧会(大阪万博)会場で第1回が開催され、2019年に第50回を迎えました。世界の40を超える国と地域から、約10万点(国内約5万点、海外約5万点)もの絵画作品の応募がある、世界規模の児童画展です。
「一家に一枚こどもの絵を飾ろう」というスローガンのもと、感性豊かな子どもの成長と、美術と親しむ豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。

(昭和46年)
「ぺんてる」の社名の由来とは?
「ぺんてる」はもともと、1951年に誕生した、新開発のオイルパステルの商品名でした。これは、ペインティング(塗る)の「ペン」と、パステルの「テル」を合わせて命名されたものでした。以後、「ぺんてる」という名前は、弊社の製品ブランド名として使われるようになります。
1963年に発売した「ぺんてるサインペン」の大ヒットや、シャープペンシル、替芯などの世界市場への導入に伴い、世界に通じる名称として、1971年に社名を「ぺんてる株式会社」としました。筆記具の総称であるペン(Pen)と、「伝える、表現する」のテル(Tell)の意味も含む、まさにぺんてるの製品や事業内容を象徴する社名といえます。