ぺんてるレポート

ペペ&ルルと行く! ファンとつながるイベントPentel DAY 2022をレポート

ペペ&ルルと行く! ファンとつながるイベントPentel DAY 2022をレポート

2021年に初開催されたぺんてる主催のイベント、Pentel DAY。 “ファンとつながる”をテーマに、たくさんのプログラムが詰まったイベントが創立記念日の翌日10月2日に開催されました。 今年はオンライン/リアル同時開催のハイブリッド型イベントに。ライブドローイングにトークセッション、ワークショップなど、気になるイベント当日の様子を、ぺんてるTwitterでもお馴染みの公式キャラクター、ペペ&ルルと一緒にレポートします。

ペペだよ!今日はPentel DAY 2022の様子をルルと一緒にレポートしちゃうよ。    

ルルです♪開催2回目となる今年はどんなイベント内容なのかな。
ワクワク。ドキドキ。

01“ファンとつながる” あのイベントが今年もやってきた!

2021年に初めて開催された「Pentel DAY」。
そもそもどんなイベントだったんだろう?という人のために、まずは簡単にご紹介。

Pentel DAY とは

ペペ : ファンとつながる一日をテーマにした、ぺんてるの掲げる「表現するよろこび」を体験できるイベントだよ。
2021年は完全リモートで開催。国内外のぺんてるグループ社員と一般の参加者さんたちが集まったんだ。
いつもはなかなか見ることができない茨城工場の工場見学動画や、『13歳からのアート思考』著者・末永幸歩さんと小野社長(当時)のトークセッション、ワークショップなど、とにかく盛りだくさんのイベントだったんだよ〜。


ルル
: 参加者はなんと、800人以上!たくさんの方にご参加いただいたんだよね。

 

第2回目となる今年のテーマも昨年に引き続き「ファンとつながる」。
表現するよろこびを、知って、体験できるプログラムが目白押しです。

また、今回のイベントでは2022年9月20日に新発売したパステルカラーの筆ペン「ミルキーブラッシュ」をはじめとする、ぺんてるのブラッシュ系製品の魅力をとことん体験できるのも大きな特徴なのだとか!

 

会場は東京・神田にある中学校をリノベーションしてつくられたアートセンター「3331 Arts Chiyoda」。
会場の様子は、オンラインで同時中継!ここを舞台に、当日会場に足を運んだファンのみなさんと、オンラインで参加されるみなさんが一緒にPentel DAYを楽しめる内容になっています。

ルル : いったい、どんなものが待っているんだろう!わくわく♪
早速会場に入ってみよ〜

ペペ : 会場に入ってすぐ、今回の主役「ミルキーブラッシュ」が並んでいるよ。
みんな覚えてるかな? パステルカラーのボールペンで大人気だった、あの「ハイブリッドミルキー」が元になっているんだよ。

ミルキーブラッシュとは?

ルル : ブラッシュ系製品の展示もたくさん♪
受付で受け取った名札をぺぺと一緒に書いてみたよ。

 

13:00。会場にファンのみなさんが続々と集まり、いよいよオープニング。
冒頭のご挨拶に加え、ぺんてるがこれから国内外で展開していくPentel Artsについてコンセプト動画の放映と、説明がありました。
Pentel Artsとは、言ってみれば「書く、描くことそのものの価値を広める」活動です。

Pentel Artsを紹介するマーケティンググループの桝谷

日本では、まだまだ筆ペンはきれいな文字を書くためのものとして捉えられていますが、海外では絵画やイラスト、コミックアートを描く道具として親しまれているのだそう。
そんな風に、ある特定の使い方にとらわれることなく、視点を変えて、自由に誰もが好きに楽しめる正解のないものをPentel Artsでは目指しているのだと言います。

ミルキーブラッシュをはじめとする、ぺんてるのブラッシュ系製品は、まさにPentel Artsの世界観を体現する製品なのかもしれませんね。

 

ルル : まさに、ぺんてるがいつも言っている「表現するよろこび」だね!

ペペ : よーし、今日はミルキーブラッシュで思いっきり自由に表現してみるよ。

02華麗に筆が躍る! 書家によるライブドローイング

開会の挨拶に続いて、オープニングパフォーマンスとして、会場後方に広げられた大きな黒い紙の上でライブドローイングが始まりました。今回のパフォーマンスを披露してくれるのは、書家の宮久保胡蝶さん。

ペペ : 宮久保胡蝶さんは普段からぺんてる筆やデュアルメタリックブラッシュを愛用してくれているんだって〜

ルル : ミルキーのインキを使ってのパフォーマンス。どんな作品が出来上がるのか楽しみだね♪

会場で流れる音楽に合わせて筆を走らせる胡蝶さん

集まったファンのみなさんも固唾を飲んで見つめていました

ペペ : か、かっこいい…!ぼくもあんなふうに力強く筆を走らせてみたいな!

 

ルル : 文字だけじゃなくて、絵柄を描くのも素敵✨
インキを筆から垂らして模様にしていたのも、なんだか感動しちゃった!

躍動感あふれる「飛龍」の文字と花の絵柄。力強い作品ながらもどこか繊細さもあります。パフォーマンス終了後には、会場から拍手が湧き上がり、注目の的でした。

03意外と知らない!? ぺんてるの「筆」に隠された秘密

続いてのプログラムは、ぺんてる技術系社員と、筆ペンファンのみなさまとのトークセッション。登壇者は、研究開発本部からミルキーブラッシュの穂先の開発担当の小倉と、インキの開発担当の大広、そして茨城工場から和田工場長も参加。筆ペンファンとしては、自身のYouTubeで“美文字”に関する動画を配信したり、Instagramでは筆文字の投稿を日々アップする筆ペン好きアナウンサー・毎日放送の松本麻衣子さん、そしてオープニングパフォーマンスを披露してくれた書家・宮久保胡蝶さんが参加し、筆にまつわるアツいトークが繰り広げられました。

トークセッション冒頭に、ぺんてるの歴史と筆の深い関係についてのお話が。ぺんてるの前身である「堀江文海堂」から1946年のぺんてる創業、そして現在に至るまで様々な毛筆タイプの筆ペン製品が発売され、現在では、幅広いラインナップが揃っています。
ぺんてるはこれまでの歴史で筆の開発に注力して、世界で初めてナイロンでできた合成繊維の毛を開発した企業でもあるのです。

ペペ : みんな知ってた?世界初なんだって!

 

その後、毛筆タイプの筆ペンは海外で絵やカリグラフィーなどを“描く”用途として使われはじめ、そこからカラー筆ペンの「アートブラッシュ」や「デュアルメタリックブラッシュ」「ミルキーブラッシュ」の誕生へとつながっていったのだそう。開発の二人からはインキと穂先についても詳しく解説がありました。

顔料インキと染料インキの違い、それぞれの特長を活かしたインキを作ることで発色や滑らかな書き心地を実現していると語る大広

ルル : インキの設計って計算し尽くされてるんだね!
ちなみにミルキーブラッシュは顔料インキだよ。

 

普段からぺんてる筆を愛用しているという宮久保さん。その理由の一つが、穂先による書き味。適度なコシがあり、すぐに形状が戻ることで、仕事で御朱印を書く機会の多い宮久保さんにとって、大助かりだと話します。

ペペ : ぺんてるって、「穂先」にものすごくこだわっているんだよ。
素材選定と加工精度、配合には並々ならぬ思いがあるんだって!

 

ぺんてる社内でも知る人ぞ知る穂先の加工技術など、ここでしか聞けない話題が盛りだくさん!話は尽きません。会場にいるファンの方々やオンライン参加の方からも質問が飛び、ぺんてるのブラッシュ系製品の魅力について理解が深まっていきました。

 

ルル : わぁい♪ここでしか聞けないレアなお話が聞けちゃった!
普段使っている製品のことを知ると、もっともっと使いたくなってきちゃうよね。

 

トークセッション後には、ぺんてる茨城工場の様子を動画でご紹介。いつもは見ることができない工場の製造ラインや機械が動く様子は、文具ファンにはたまらないもの!参加した人だけのとっておきの特典があるのも、ファンとつながるイベントならではです。

04想像を超えてはみだす、 ミルキーブラッシュを使ったワークショップ

普段は聞けない製品の歴史や開発の話を聞けたところで、ここからは、実際にミルキーブラッシュを使ったワークショップの時間です。

机の上にワークショップキットを広げて、準備万端です!

ルル : 講師の安部田そらのさんは、去年もオンラインワークショップをしてくれた人だよ。
どんなものが出来上がるのか、ルルとっても楽しみ♪

 

まずはワークショップキットの中からミルキーブラッシュとペン修正液を手に取って、安部田さんの号令でシェイクタイム!インキをたっぷり出すためには、よく振ってから使うのがポイントです。

 

講師の安部田そらのさん

ペペ : シェイク、シェイク!

ルル : シェイク、シェイク♪

 

十分にシェイクできたら、穂先を下向きにして、インキが浸透するまでノック部分をよく押し、早速描いていきます。

今回のワークショップでは、ミルキーブラッシュと相性の良いクラフト紙などのカラーペーパーをキャンバスに。はじめに、ペン修正液を使っていろんな線を描いていきました。

ペペ : ペン修正液で絵を描くって新しい!なめらかで楽しそうだね。

 

ルル : インキの出を自分で調整できるのも楽しい〜✨
今度は文字を書いてみようかな。

 

ペン修正液を楽しんだら、いよいよミルキーブラッシュの登場です。描くもののテーマやお題は一切なし!ミルキーブラッシュの色を少しずつ試したり、毛筆のタッチを楽しみながら、みなさん思い思いに描いていきます。

ペペ : 塗りつぶす人もいれば、きれいに文字を書く人、幾何学模様を描く人まで表現はいろいろだよ。

ルル : 実際に使いながら、ミルキーブラッシュのあれこれ気になることを、開発の人に直撃。
あっ!和田工場長も質問に答えてくれていたよ。

 

紙面いっぱいにそれぞれの個性を表現してもらったところで、さあ完成!……と思いきや、安部田さんから「では、お手元にある四角い枠を使って、切り取る場所を見つけてみましょう」という言葉が。

ペペ : ええ!切り取っちゃうの!?

ルル : 一枚で完成すると思ってたけど、切り取るってなんだか楽しいね♪
どこにしようか悩んじゃう。

 

切り取る場所を決めたらハサミを入れて、四角い小さな作品が完成!視点を少し変えるだけで、同じ一枚の作品でも全く違う表情が見えてきます。切り取った作品は額装していきますが、ここでも斜めに置く人や向きを工夫する人など、みなさん試行錯誤が見られました。

ペペ : わあ〜!同じ製品を使っているのにそれぞれ個性があるよ。
みんなのお気に入りはどれかな?

参加したファンの方にコメントを聞いてみると、いつもとは違った筆ペンの使い方をしたりと発見があった様子

ルル : こちらはオンラインのみなさん!
ワークショップはオンライン参加の人も一緒に楽しんでいたみたいだね。

 

オンライン参加のみなさんもワークショップで作った作品を手に一枚。会場とオンラインどちらも同じ画材で表現する、みなさんがつながった時間でした。

05見えなくても、見えていても。 表現したい気持ちを解放してあげる画材

この日最後のプログラムは「インクルーシブデザイン・プロジェクト」の活動報告。視覚障害者の方々とともに「表現するよろこび」を探求することを目的に、ぺんてるが2021年から取り組んでいるプロジェクトです。会場では、昨年行った社内ワークショップや対話の様子を動画でご紹介。

この日、会場奥の特設スペースでは、視覚障害者の方々を招いた画材の体験会も開催され、実際にプロトタイプ(試作品)の画材を手に、絵を描いてもらったんだそう。画材を体験した参加者の3名の方に登壇いただきました。

ルル : 「絵を描くことが楽しくなる、ワクワクしてくる画材」という登壇者の方の言葉。目が見えなくても、表現することの楽しさは普遍的なものなんだね。

登壇者の方々の感想を熱心に聞く会場のファンのみなさん。誰もがもっと自由に表現できるインクルーシブデザイン・プロジェクトの可能性を感じられました

 

すべてのプログラム終了後は、結びの言葉とともにイベントも閉幕。会場に集まったファンのみなさんはその後も、会場に並んだ展示物を手にぺんてる社員との会話をしてみたり、並べられた作品を眺めてみたり、参加者同士で交流するなど、すっかり会場の雰囲気も賑やかに。

ペペ : あっ!ライブドローイングを披露してくれた、宮久保さんを発見!
宮久保さ〜ん、パフォーマンス感動しました!

 

「ありがとうございます。こんなに大きな作品を描くのは実は初めてだったんです。でも、インキの伸びも良くてとっても描きやすかったです。みなさんの前でパフォーマンスできる貴重な機会をもらえて、とても楽しい時間でした。」(宮久保胡蝶さん)

 

ルル : ミルキーブラッシュのインキだからできる、新しいアートですよね。
参加したファンのみなさんにもお話を聞いてみようかな。
すみませ〜ん!

Fan’s VOICE!

「普段はカラー筆ペンとみず筆を使って、自由に描く楽しさを伝えるワークショップなどを主催しています。ライブドローイングもトークセッションもとても楽しく、実際に開発に携わっている方々のモノづくりへの熱い思いが伝わってきました。ワークショップでは童心に帰って夢中になって、なんだか元気をもらえたような、そんなイベントでした。」

(むなかたみゆき さん Instagram)

Fan’s VOICE!

「書家として活動しているので、普段の作風とは全く違った表現の方法に、気づきの多いワークショップでした。周りのみなさんもクリエイターの方や同じ文字を書く仕事をされている方が多かったので、刺激にもなりましたね。個人的には点字を使ったアート作品にも取り組んでいるので、インクルーシブデザイン・プロジェクトのお話は興味深かったです。今後のアート活動にも活かしていきたいです。」

(根本充康さん Instagram)

 

大好評のうちに終了したPentel DAY 2022。
ミルキーブラッシュの魅力に存分に触れたほか、実際に手を動かして、思考して、描いてみるワークショップなど今年も盛りだくさんでした。描くことの楽しさ、表現することのよろこびを共有しあった参加者のみなさんの素敵な笑顔が印象に残る時間でした。

 

ルル : イベントの中で発表があったPentel Artsやインクルーシブデザイン・プロジェクト。今後も気になる話題がたくさんだったね!

 

ペペ : あっという間の3時間!会場のファンのみなさんともお話しできて、ペペも大満足だよ。
イベントの様子、伝わったかな?YouTubeでもイベントの様子が限定公開されているみたいだから、チェックしてみてね!
それじゃあ、またね!

 

 

 

06Pentel DAY 2022イベントアーカイブ動画

ぺんてる公式YouTubeチャンネルで、イベント当日の動画を限定公開しています。 イベントに行けなかった方も、もう一度観たいという方も。ぜひご視聴ください。

07ペペ&ルルについてもっと知りたい方はこちらから

ぺんてる公式マスコットキャラクター「ぺぺ&ルル」のご紹介
ぺんてるTwitter公式アカウント ペペ @pentel_pepe
ぺんてるTwitter公式アカウント ルル @pentel_lulu