シャープペン
シャープペンシルの芯は同じ太さなのに、なぜ「B」や「HB」などの違いがあるのか?そして濃さの違いは?
シャープペンシルの芯にはHBやBといった芯の濃さによる種類があります。芯の濃さについては、芯の硬さも関係してくるので、筆圧や好みに応じて選ぶのが適当です。
従来の木軸鉛筆の粘土芯の場合は、芯の硬度を決めるのは黒鉛と粘土の配合割合で決まっています。(黒鉛の割合が多いほど柔らかく、粘土の割合が多いほど硬いです。)
それに対して、樹脂芯の場合は、芯の硬度により黒鉛の割合は粘土芯ほど大きくは変わりません。一般的に硬度の表示方法としてH(HARD)とB(BLACK)で表示され、「H」の数が多くなるほど硬くて薄く、「B」の数が増えるほど柔らかく濃度が濃いことを示してます。ですから、HとBの中間の芯は「HARD&BLACK」の頭文字をとって、「HB」となっています。「F」はFIRMの略で「しっかりした」という意味です。また、芯の太さと長さはJISで決められています。
※詳しくは、「日本筆記具工業会のお役立ち情報のシャープ編」をご参照ください。