関東

2017年5月-6月

東京都中央区立阪本小学校

明治6年、第一大学区第一中学区第一番小学 阪本学校として開校し、2017年に中央区立阪本小学校は144周年を迎えました。アーティストの指導も受けながら、「阪本小学校をかざろう! ~157本のありがとうの花~」をテーマに、全校生徒、保護者の皆さん一人ひとりが感謝の気持ちをのびのびと表し、お世話になった校舎を花で埋め尽くしました。

01校舎の思い出ギャラリー

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02先生インタビュー

「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

小川校長先生前任校で「校舎お別れ壁画会」として、子どもたち一人ひとりが校舎内に大きな花の絵を描いた経験があり、とても良い企画だと思ったからです。

佐野先生思い出のある校舎が最後となってしまうため、みんなの大好きな校舎中に感謝の気持ちを伝えたいという思いがあって「校舎の思い出プロジェクト」を行うこととなりました。

「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたか?

佐野先生画材の提供をいただいたほか、カメラや用具も貸していただき、アーティストの方にも指導いただけたので、大変良かったです。

特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

小川校長先生絵画の講師として来校して下さった五十嵐岳さんがとてもすばらしい方で、そのアドバイスの元、子どもたちはもちろん、保護者の方々ものびのびと美しい花の絵を描いて下さいました。

鴛海先生子どもたちが夢中になって描いているところに、保護者の方々も一緒になって喜んで書いている姿が心に残っています。

壁画のテーマはどのようにして決められたのですか?

小川校長先生感謝の気持ちを込めるのに、花が一番ふさわしいと思ったからです。

佐野先生感謝の気持ちを一人ひとり、一本の花に表し、お花で埋め尽くそうということになりました。

学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子どもたちが描いていくときはどのような反応でしたか?

小川校長先生子どもたちは最初少し戸惑いがあったかもしれませんが、一度描き始めたらそんなことは忘れて作業に没頭していました。

佐野先生子どもたちの顔は輝いていました。大人も子どもも一緒に思い思いに楽しそうに描いていました。

子どもたちが撮影した写真や、撮影している様子をご覧になっていかがでしたか?

小川校長先生カメラ教室も実施いただき、子どもたちが独自の視点で壁画作品を捉えて写真を撮影していて、良かったです。

保護者や卒業生、地域住民の皆さんの反応はいかがでしたか?

鴛海先生プロジェクト実施後に、保護者の方々にアンケートをとったのですが、大変良い反応でした。

鈴木先生「校舎の思い出プロジェクト」の実施は、子どもたちや保護者の皆さんにとって、夢のようなひとときだったと思います。笑顔があふれていました。

今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。 このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

鴛海先生校舎の壁に絵を描くことで形にはなるけれど、取り壊されればなくなってしまう。でも心にはずっと残っていく、そんなプロジェクトがずっと続くと良いと思います。

小川校長先生今回学校の方針に沿った形で、画材の準備などをしていただき、学校側も負担なく取り組むことができたので、感謝しています。